リマーケティング広告とは?工務店が押さえるべきコツや活用するメリットを解説

売れる仕組み
2024年07月26日 by 中原 一士

目次

こんにちは。ジョンソンホームズ中原です。

近年、どの企業でもWeb広告の作成に力を入れています。

しかし、「Web広告を出しているのに、集客率がなかなか上がらない」と悩んでいる工務店も多いのではないでしょうか。

Web広告にはいくつかの種類がありますが、ぜひ工務店に取り入れていただきたいのが、サイトを一度訪問したユーザーを追いかけていく「リマーケティング広告」です。

そこで今回は、リマーケティング広告について解説します。

リマーケティング広告を活用するメリットや種類などについてもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

リマーケティング広告とは

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リマーケティング広告とはWeb広告の一種で、一度Webサイトを訪れたユーザーを追跡して表示する広告のこと。

Webサイトを訪問したユーザーを、ユーザーのスマホやパソコンに保存されている情報・Cookieが追いかけ、ユーザーが閲覧したコンテンツに応じた内容の広告を表示します。

リターゲティング広告というものがありますが、これは呼び名が異なるだけで、内容はリマーケティング広告と同じです。

リマーケティング広告は、単独で使うものではありません。

検索クエリに対して広告文を表示する「リスティング広告」や画像や動画を用いた「バナー広告」で自社のサイトに引っ張ってきたユーザーを、「リマーケティング広告」で追いかけられるように、3タイプを組み合わせて使います。

なお、バナー広告も月に何回か内容を変えて、変更前と変更後での結果の違いを検証しながらしっかり作成すれば、広告効果は劇的に変わります。

リマーケティング広告を表示する相手は、Webサイトを一度訪問した人にのみターゲットを絞れるので、普通に広告を出すよりも成約率が高いといわれています。

なお、広告にはさまざまな種類がありますが、リマーケティング以外の広告では以下のようなものがあります。

  • ディスプレイ広告
  • SNS広告
  • ジオターゲティング広告 など

リマーケティング広告の種類

リマーケティング広告は、主に次の媒体で配信することができます。

  • Google広告
  • Yahoo!広告
  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • LINE広告

そして、それぞれの媒体では下記の7つのリマーケティングの種類があります。

  1. 標準リターゲティング:過去に自社サイトに訪問したユーザーが、他のサイトやアプリを閲覧しているときにディスプレイ広告を配信する
  2. アプリリターゲティング:アプリ内の行動履歴をもとに、過去にアプリを利用したユーザーへディスプレイ広告を配信する
  3. 動画リマーケティング:過去に自社チャンネルの動画を視聴したユーザーにディスプレイ広告を配信する
  4. Googleアナリティクスリマーケティング:Googleアナリティクスの計測データをもとに、Google広告のユーザーリストを作成する
  5. 顧客リストによるリターゲティング:広告主の持つ顧客情報を暗号化した状態でアップロードし、顧客情報に基づいたユーザーリストを作成する
  6. 検索広告向けリマーケティング(RLSA):過去に自社サイトにアクセスしたことがあるユーザーが検索しているときに配信する
  7. 動的リターゲティング:ユーザーが見た商品やサービスに応じてカスタマイズされたメッセージを表示して、Webサイトへの再訪問を促す

工務店のWebマーケティングについては下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

工務店の集客率を上げるWEBマーケティングの施策や成功のコツは?

工務店がリマーケティング広告を活用するメリット

工務店がリマーケティング広告を活用するメリットをみていきましょう。

興味があるユーザーにアプローチできる

リマーケティング広告はユーザーのCookieを判別して広告を配信するため、一度自社のWebサイトを訪れたことがあるユーザーにターゲットを絞って広告を配信することができます。

自社のWebサイトを訪れたことがあるユーザーは、ほかのユーザーにくらべて自社のサービスに興味がある見込み客です。

そのユーザーに何度もアプローチできることは、工務店にとって大きなメリットでしょう。

自社の認知度を上げられる

何度も自身のスマホやパソコンにリマーケティング広告が表示されると、ユーザーは無意識にその広告を眺めることになるため、認知度が向上します。

認知度が上がると、工務店に対する愛着や信頼度の向上にもつながりますよ。

問い合わせが増える

自社のWebサイトを訪れたことがあるユーザーは、ほかのユーザーよりも自社のサービスに興味を持っている人です。

そのため、リマーケティング広告を配信して何度も広告を目にすることで、資料請求やオープンハウスの来場予約などの問い合わせにもつながるでしょう。

工務店がリマーケティング広告を配信するコツ

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リマーケティング広告をを配信するには次のようなコツを押さえておきましょう!

表示する広告を複数用意して切り替える

ユーザー側からすると、何度も同じ広告が何回も表示されるとうるさく感じてしまいます。

そのため、リマーケティング広告は工務店にとって非常に効率的な広告ではありますが、配信にはいくつかのコツを押さえておく必要があります。

リマーケティング広告を活用するコツは、ユーザーがサイトのどのページを見たかによって、表示する広告を切り替えること。

その人は家づくりに興味を持ち始めたばかりなのか、もっと具体的に検討中なのか。

閲覧履歴から判断して、一人ひとりのニーズに合う広告を打つことが大切です。

そのためには、リマーケティング広告を配信するユーザーリストの精度を上げたり、一度見たことがあるディスプレイ広告とは別の広告を用意して配信したりすることがポイントです。

資料請求の完了・未完了に応じて対応を変える

工務店にとって特に重要になるのが、ユーザーが資料請求を完了させたかどうかです。

ユーザーはまず資料請求をして、オープンハウスを見学したり、個別の相談やセミナーで勉強したりして、段階を踏んでご成約へ近づきますよね。
資料請求の直後から、営業が一生懸命電話やメール、手紙でアプローチする場合も多いと思いますが、Webを利用するユーザーは、初期の段階から営業にぐいぐい来られると引いてしまう傾向が強いです。

資料請求に興味を持ってくれているユーザーに対しては、「自社サイトで資料請求のフォームを開いて資料請求を完了させたかどうか」が広告の内容を切り替える大切なタイミングになります。

<資料請求を完了させた人>

  • 資料請求を勧める広告はもう表示させない設定にする
  • お客様の住まいの近くで開催されるオープンハウス情報や相談会のバナー広告を設定すると同時に、住宅のイメージ動画を流して住宅への関心を高める

資料請求を済ませたユーザーには、資料請求を勧めるバナー広告を出さないようにします。

資料を受け取った後に、「ちょっと高いなぁ」とか思ってそこから先に進まないユーザーもいるので、住宅の動画でイメージづけを図るのも良いですね。

<資料請求を完了させなかった人>

  • 資料請求を勧める広告はもう表示させない設定にする
  • 家を建てたお客様の声や、住まいの悩みごとに関する内容の広告を出す設定にする

資料請求のフォームを開いた後に、情報を入力せずに閉じてしまうユーザーもいますよね。

そういう人にも、資料請求以外の広告でフォローしましょう。

家を建てたユーザーの声を届ける、よくある住まいの悩みごとに関する内容の広告を表示するなどの工夫が必要です。

通常の業務の合間に広告業務を行なっている工務店も多いと思いますので、リマーケティング広告のコツを知っていても、すぐ実行できる工務店は少ないと思います。

ジョンソンパートナーズでは全国のフランチャイズ加盟店様に向けて、広告作成のサポートもしていますので、お気軽にお問い合わせください。

リマーケティング広告のコツを知って工務店への問い合わせを増やそう

リマーケティング広告とはWeb広告の一種で、一度Webサイトを訪れたユーザーを追跡して表示する広告のこと。

リマーケティング広告を表示する相手は、Webサイトを一度訪問した人にのみターゲットを絞れるので、普通に広告を出すよりも成約率が高いといわれています。

工務店がリマーケティング広告を活用するメリットは、下記の3つです。

  • 興味があるユーザーにアプローチできる
  • 自社の認知度を上げられる
  • 問い合わせが増える

なお、リマーケティング広告を効果的に配信するには、ユーザーがWebサイトのどのページを見たかによって表示する広告を切り替えるなどのコツを押さえておく必要があります。

特に工務店にとって特に重要になるのが、ユーザーが資料請求を完了させたかどうかです。

広告の内容を切り替える大切なタイミングになるため、その人に合わせた広告を配信しましょう。

経営のヒントを知りたいという方は、ぜひ一度ジョンソンパートナーズへご相談ください。

ジョンソンパートナーズでは、自社直営店で培った広告ノウハウを基に、全国のフランチャイズ加盟店様へ広告に関するアドバイスを行なっております。

私たちは、住宅フランチャイズサービスを通して全国の工務店様の経営を支援します。

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