工程表の書き方・作り方とは?手順とポイントも併せて解説

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2021年06月11日 by ジョンソンホームズ スタッフ

目次

建設現場でスケジュール管理を行う際、工程表を作るべきだと考えているものの、書き方がわからない人は多いのではないでしょうか。

正しい手順に沿って工程表を作成・活用することで、工事に関する情報をわかりやすい形で整理し、仕事を計画的に進めることが可能です。

工程表の書き方には決まった手順が存在するため、わかりやすい工程表を作成したい場合は、この機会に把握しておきましょう。

今回は、工程表の概要や必要性、作成する際の手順やポイントを解説します。

工程表の作成方法を学び、建設現場での業務に役立てたい人はぜひ参考にしてください。

工程表とは|工程表の必要性も

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工程表とは、土木工事や建設工事など、複数の作業からなる仕事の進捗を管理するためのものです。

作業を行う順番や実施予定日、各作業の進行状況、作業の担当者などが工程表にまとめて記載されます。

工程表は、仕事の納期や予算を守るために必要です。

仕事に含まれる各タスクの進捗状況を確認することで、スケジュール通りに作業が終わるかどうか確認できます。

また、進捗が遅れている部分が見つかった場合は、より多くの人員を割り当てるなどの調整が可能です。

他にも、工程表があることでその日のうちに完了するべき作業内容が明確となります。

現場の様子を確認し、工程表の情報を更新していくことで、最新の状況を踏まえて仕事をすることが可能です。

ここでは、工程表の種類を紹介します。

工程表の代表的な種類3つ

工程表は書き方によって把握できる情報が異なるため、特徴を理解したうえで活用することが大切です。

工程表の代表的な書き方として、以下の3種類があげられます。

ガントチャート工程表

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ガントチャート工程表は、縦の軸に作業項目、横の軸に各作業の進捗状況を記入するタイプの工程表です。

複数の作業を同時進行する際の進捗管理に役立ちます。

ガントチャート工程表のメリットは、作業ごとの進捗状況が一目で直感的にわかることです。

また、書き方が簡単で作りやすいこともメリットとなっています。

一方、作業同士の関連性がわかりにくく、複雑な手順の作業は管理しにくいことがデメリットです。

バーチャート工程表

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バーチャート工程表は、縦の軸に作業内容、横の軸に日付を記入するタイプです。

複数の作業が含まれる仕事で、作業日程を確認する際によく使用されます。

バーチャート工程表のメリットとして、各工程の作業期間を把握しやすいことがあげられます。

また、ガントチャート工程表と同様に、バーチャート工程表も作成しやすい点がメリットです。

一方、バーチャート工程表は作業同士の関連性が把握しにくいデメリットがあります。

ネットワーク工程表

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ネットワーク工程表は、番号や矢印などの記号を用いて、作業内容や作業日数を記入するタイプです。

複雑な作業が含まれる仕事で、作業の順序を把握する際によく使用されます。

ネットワーク工程表のメリットは、複雑な仕事内容であっても作業同士の関連性が明確に把握できることです。

一方、作成や読み取りに専門知識が必要となり、作り方が難しい点がデメリットです。

【工程表の書き方】工程表を書くときの手順を紹介

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一般的に、工程表を作る際はワードやエクセルなどの文書作成ソフトを使用します。

ワードやエクセルを使って工程表を作成することで、作業の進捗に応じて内容を書き換えたり、複数のメンバーで情報を共有したりすることが可能です。

ここでは、工程表を書く際の具体的な手順について解説します。

施工範囲・施工手順を決める

工程表を書く際は、最初に工事の対象となる施工範囲や施工手順を決めましょう。

工事を行う現場の状況を確認し、適切な施工内容を考える必要があります。

施工手順は、具体的な作業まで細かく分けて書き出すことが重要です。

作業内容が曖昧な状態では、工程表を正しく作成することができません。

作業に着手したあとで問題が発生しないように、施工手順は細かく確認してください。

また、各作業の実行に必要な資材や機械設備などがある場合、施工手順と同時に書き出しておきましょう。

あらかじめ記載しておくと、現場における資材の不足が防げます。

施工期間を設定する

施工範囲と施工手順が決定したあとは、施工期間を設定します。

作業完了までの必要期間を見積もり、適切な長さを設定することが重要です。

施工期間を短く設定した場合、スケジュールに無理が生じ、予定通りに仕事が進まなくなるリスクがあります。

一方、施工期間を長く設定すると、不測の事態が起きた際は納期に間に合わない場合があるため注意が必要です。

施工期間を設定する際は、工事の難易度や作業現場の環境、作業にあたる担当者の人数や経験値などを考慮しましょう。

それぞれの工事の配分調整をする

施工期間を設定したあとは、工程に含まれる各工事の配分や調整を行います。

ある工事が終わらなければ着手できない工事など、関連性の高い工事の流れも踏まえて、配分調整を行うことが重要です。

また、同時進行で行う複数の工事において、共通の設備や機械を使用する場合は、現場作業の実施日をずらすなどの調整が必要となります。

配分調整を行う際は、予定通りに進まない作業があっても支障がないように、余裕をもって計画を立てましょう。

工程表の種類・作り方を決める

工事内容がすべて決まった段階で、適切な工程表の種類や作り方を決定します。

各作業の進捗を把握したい場合はガントチャート工程表スケジュールを管理したい場合はバーチャート工程表など、目的に合わせて工程表の種類を選択してください。

工程表の作り方には、施工の順番に沿って行う「順行法」や、完了日からさかのぼって計画を立てる「逆算法」などがあります。

種類と作り方を決め、ワードやエクセルなどを使用して工程表作りに取り掛かりましょう。

工程表を書く際のポイント3選

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最後に、工程表を書く際に重要となる3つのポイントについて解説します。

工程表の書き方を正しく選択する

工程表の書き方には、工事を全体と細部に分けて作る方法と、期間別に作る方法があるため、現場の状況に合うほうを選ぶことがポイントです。

全体と細部に分けた工程表では、工事全体の進捗を全体の工程表で把握し、特に重要な工程については細部の工程表で把握することができます。

一方、期間別の工程表は、週単位・月単位など期間ごとに分けて作業内容を記入する書き方です。

期間別の工程表は、現場だけでなく施主にも共有し、作業の進捗を伝えることができます。

担当者の割り振りを明確にする

工程表を書く際は、各作業を行う担当者が誰かを決め、明確に割り振ることがポイントです。

作業の責任者を明らかにすることは、現場内での情報共有に役立ちます。

また、担当者を決めることで、各人員のタスクを明確にすることも可能です。

わかりやすい工程表の作成を心掛ける

工程表は、誰が見てもわかりやすい書き方で作成することがポイントです。

工事関係者だけでなく、施主が見ても理解しやすくなるよう、専門用語などは最小限にとどめましょう。

上記のポイントを把握したうえで、わかりやすい工程表の作成に努めてください。

まとめ

工程表とは、建設現場で行われる作業のスケジュール管理を行うための表です。

代表的な工程表として、ガントチャート工程表・バーチャート工程表・ネットワーク工程表などがあります。

工程表を作成する際は、ワードやエクセルなどのソフトを使うことが一般的です。

手順に沿って情報を整理することで、わかりやすい工程表が作成できます。

建設現場で作業進捗を管理したい人は、今回紹介したポイントを押さえて工程表を作成してみてはいかがでしょうか。

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