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こんにちは、ジョンソンパートナーズ小松です。
今回のテーマは「スポンサー」です。地域工務店が行うスポンサー活動の目的や効果について掘り下げていきます。
スポンサー活動は企業の道楽？
プロ野球中継などを観ていると、画面に映る選手のユニフォームや球場のあちこちに企業名の書かれた広告をたくさん目にします。わたし自身、つい最近まで「お金が有り余っている大企業が、さらに幅を利かせるために大金をつぎ込んでいる」という浅はかな認識でした。
しかし数年前に、自社「ジョンソンホームズ」が地元北海道のプロバスケットチーム「レバンガ北海道」のスポンサーになったことで、それまでとは考えが変わりました。最初は「ウチみたいな中小企業が、調子に乗っちゃって大丈夫か？」としか思わなかったのですが、数年経った今はスポンサーになったことの恩恵・効果を実感しています。
地域スポーツの意味
スポンサー活動には色々な対象があります。町のお祭りや商店街イベントに対する協賛、政治活動への協賛、地域施設の「ネーミングライツ」など多岐に亘ります。今回は自社が行っていることもあって「地域のスポーツ団体のスポンサー」に限定してお話しします。
プロ野球12球団（NPB）やサッカーJリーグの強豪チームなどは、「全国区」の知名度がすでにあるので、国を代表する超大手企業がスポンサーに名を連ねています。
地域工務店がスポンサーになるターゲットは、もっと「地域密着型」で活動しているチーム、例えばJ3やJFL、または女子のサッカーチーム、野球だったら地域の独立リーグ、バレーやバスケのプロチームなどが狙い目です。実際に選手のユニフォームや本拠地施設にあまり聞いたことがない地域企業の名前が入っています。なぜ、大企業でもないのにスポーツチームへ投資するのでしょうか？
企業がスポーツチームのスポンサーになるメリット
当社が「レバンガ北海道」とのスポンサー契約で得た恩恵に基づいて、地元スポーツチームのスポンサーになるメリットを列挙していきます。
① 知名度アップ
当社の場合は、「レバンガ北海道」のホームゲーム会場に「JOHNSON HOMESラウンジシート」という観覧席をつくり、当社の家具などで素敵にコーディネートされた空間で近距離観戦できる「特別席」を提供しています。会場内の横断幕と共にラウンジシートも知名度アップに寄与しています。
ただし「知名度向上」は得られるメリットのほんの一部だと感じています。
② ユーザーのおもてなし
私も実際に観戦しましたが、いわゆるVIP席に座って、すぐ目の前で大きな体のプロバスケット選手がぶつかり合う姿を見られるのは貴重な体験です。ひとことで言って「感動」です。
当社では、家を建てていただいたユーザー様ご家族などをラウンジシートに招待し、ご家族でその「感動体験」を味わっていただいています。
また、レバンガ北海道の選手やコーチによる当社オーナー様向けのバスケ教室や「親善試合」へご家族で参加して頂くなど特別な体験をしていただくことで、口コミ効果も含めて当社のファンを地域に増やすことにつながっています。
③ 企業ブランディング
当社は「インテリア・家具」の要素で他社との差別化を目指しているので、会場の一部を「空間プロデュース」し、当社の家具を実際に体感して頂けることは、絶好のブランディングになります。
また、スポーツの中でもバスケットボールは「国際色」が強い競技ですので、住宅や自社商品に他国の文化やデザインを積極的に取り入れている当社と、相性抜群のスポーツチームと言えます。「ジョンソンホームズ」という企業名だけでなく、どんな特徴の会社なのかまで覚えてもらえるのは大きなメリットです。
もしかしたら、観戦したお子様が将来当社を希望して入社するかもしれません。「求人効果」まであると嬉しいですね。
④ 地域貢献
スポンサーは、地元スポーツチームの大きな資金源です。その費用でさらなるチーム強化を図り、どんどんチームが強くなっていくのが理想です。チームが強くなれば知名度があがり、同時に地域名も広く認知されるようになります。地域が活性化すれば、当然建築関係の事業も活性化していくという好循環が生まれます。
例えばサッカーの「鹿島アントラーズ」や「サガン鳥栖」などは、サッカーチームがなければ全国的にあまり知られていない地名です。実はどちらもジョンソンパートナーズと縁が深いエリアですが、スポーツチームが地域を継続的に活性化させ、建築や不動産にも好影響があることを現地に行くと強く感じます。
スポーツチームを介して地域貢献、地域の発展に寄与することになるので、スポンサー企業も地域で一目置かれる存在となっていきます。
⑤ 福利厚生
スポンサーになれば、優先して観戦チケットを入手することが出来ます。当社でも札幌のホームゲームに社員がこぞって観戦に行きます。野球やサッカーの観戦は多くの人が経験していると思いますが、プロバスケットボール観戦は貴重です。社員にとっては最高の「福利厚生」です。
また試合を見ればやっぱり「我がチーム」という意識で愛情をもって応援するようになりますし、なによりバスケットボールというスポーツが好きになります。当社にはもともと「バスケット部」がありましたが、観戦する人数が増えるたびに入部者も増えて、ちょっとしたバスケブームになりました。そういう意味では、社員の「健康推進」になっているとも言えます。
⑥ 企業の人脈づくり
スポンサー仲間の交流を通じて、普段は交流することのない業種の企業とのつながりが生まれます。意外なコラボが実現し、大ヒット商品が生まれることもあるかもしれません。
他の事例
ジョンソンパートナーズ加盟店には、サッカーJ3チームのスポンサーになっている工務店、またちょっと異なるケースですが、冬季スポーツの選手と契約して大会や遠征時以外は社員として働いている工務店もあります。
「地域密着」「地域貢献」という目的は、スポーツチームも工務店も同じですし、スポンサーになることで双方がウィン・ウィンの関係を築くことになります。
デメリット
デメリットがあるとすれば、まずは「費用面」です。他に強いて挙げれば「風評被害」的なものでしょうか？例えばスポンサーチームが何か"やらかす"（所属選手の不祥事など）という事態は稀ですし、「そのチームが嫌いだから、御社も嫌い」という人も一定数いるとは思いますが影響は微々たるものです。
費用面については、スポンサー契約にも様々な種類があります。もちろん、ある程度の「優良企業」でないとスポンサーにはなれませんが、協賛額に応じて様々な契約形態があります。
スタジアムに看板を出す、ユニフォームにロゴを入れるといった大々的な契約から、自社商品やグッズなどを提供する契約、当社のように観覧スペースを使わせてもらう契約など多岐に亘ります。常に莫大な費用がかかる訳ではないので、自社の身の丈に合った、自社の強みを生かせる協賛方法がきっとあるはずです。
まとめ
自社の事例を中心に、工務店が地元スポーツチームのスポンサーになるメリット・デメリットを紹介しました。スポンサーになったら一気に受注が増えた、といった即効性はありません。しかしSNS発信などの全方位的なブランディング活動と比べて、より地域に根を張った効果的なブランディングがスポンサー活動では可能です。
「地域に自社のファンをどれだけ多く増やせるか」というブランディングやファン化の視点で見れば、とても有効でコスパも高い施策だと思います。
同じテーマを扱った楽しいブログを見つけました ⇒ https://kurumayatorijyuu.com/entry/ke
いかがでしたでしょうか。ジョンソンパートナーズでは、地域の工務店様ごとに戦略を立てて、成功まで超密着サポートいたします。
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