目次
こんにちは。ジョンソンホームズ FC事業部です。
これまで建設業では、大手企業からの下請けや知り合いからの紹介など、人と人のつながりによる業務展開が中心でした。
しかし、インターネットが発達した現代では、インターネットを活用したWebマーケティングが集客の主軸となっています。
さらなる利益向上と安定した事業運営を目指すためには、従来の人脈による集客手法だけでなく、自社に合った集客方法を積極的に取り入れていくことが大切です。
そこで今回は、建設業で実践したい集客方法について解説します。
集客のノウハウを上手に取り入れて、安定した経営を目指しましょう。
建設業の集客がうまくいかない理由
建設業のような、人のつながりが中心の従来型集客がうまくいかない理由として、以下のような共通点が見受けられます。
- 会社の知名度が低い
- 集客に利用できるサービスを活用していない
- 顧客が求める情報がホームページにない
- ホームページにSEO対策を行なっていない
現在のビジネス環境で集客を成功させるためには、Webマーケティングの視点が不可欠です。
確かな技術があったとしても、顧客の目に留まらない限り、その事実を知らせることはできません。
集客を成功させるためには、利用できるサービスを活用し、インターネットを使って自社をアピールして認知度を上げることが大切です。
まずは、ターゲットとなるユーザーに自社の社名を覚えてもらうことを意識して集客戦略を考えましょう。
また、顧客が求める情報を発信できていない建設業者は、ユーザーから選ばれることはありません。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果に上位表示されるように施策を講じることをSEO対策といいます。
しっかりSEO対策を行うことで検索時に上位にサイトが表示され、ユーザーをホームページやブログに誘導しやすくなります。
ホームページを作っても、SEO対策を行わないと集客効果は薄いです。
建設業に適した集客方法6選
建設業において集客を行う際は、建設業に適した集客方法を実践することが重要です。
情報社会化した現代では、インターネットを活用した集客方法を積極的に取り入れ、顧客に自社の存在を認知してもらう必要があります。
ここからは、マーケティング分析を含めた6つの集客方法を紹介します。
集客方法①自治体・建設業者紹介サイト・SNSに登録する
集客の第一段階は、会社の知名度を上げることです。
そのために、自社を知ってもらえる機会となる制度・サービスは最大限活用しましょう。
都道府県や市町村などの自治体における業者登録制度や、建設業者を紹介する専門サイトなどには、忘れずに登録してください。
また近年は、多くの顧客がInstagramや Facebook、X(旧Twitter)などのSNSで情報を収集しています。
SNSによる広告・宣伝効果は非常に大きく、新規顧客の開拓につながりやすいため、SNSで自社のアカウントを開設して自社の情報を公開することも有効な手段です。
SNSでは写真や動画を使って、顧客が知りたいと思っている有益な情報提供を心がけましょう。
お客様とのコミュニケーションツールにもなり、固定ファンを獲得することもできて集客にもつながります。
集客方法②顧客・競合・自社の現状を分析する
数ある同業他社の中から、顧客に自社を選択してもらうためには、マーケティングによる状況分析が欠かせません。
現状を分析する手法としては、「3C分析」が一般的です。
3C分析とは、顧客(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)を分析することにより、顧客のニーズや自社の強みなどを把握するマーケティング手法です。
具体的には、以下のような作業を行なって分析を行います。
顧客 |
・自社の顧客の共通点を探す ・自社の求める顧客像を想像する |
競合 |
・検索サイトで「自社の業種+エリア」で検索する ・DMやチラシを見て、同業種の会社の動向を確認する |
自社 |
・同業他社と比較し、自社の強みを検討する ・顧客が自社を選んだ理由を検討する |
上記の3つの「C」を把握すると、経営戦略の基本が明確となります。
それにより、自社がどのような顧客をターゲットとすべきか、ホームページやポータルサイトにはどのような情報を載せるべきかなど、焦点を絞ったアプローチが可能です。
集客方法③顧客のニーズを判断した上でホームページを制作する
ホームページはインターネット上における「自社の顔」であり、集客戦略の生命線となるため、顧客のニーズに合わせたホームページ作りが重要です。
例えば、個人住宅主体の工務店の場合、主な顧客はこれから住宅を建てたい方であるため、建築にかかる費用や期間、サービス内容などを明確に記載する必要があります。
地域密着型の工務店であれば、地域の特性も考慮して自社をアピールすべきでしょう。
さらに、専門性の高い自社工法などの強みをホームページに載せることで、他社と差別化することもできます。
3C分析で得た結果から、ホームページに顧客の知りたい情報を盛り込みつつ競合他社と差別化を図ることで、ホームページを使った集客が可能となるでしょう。
集客率を上げるWEBマーケティング成功のコツについては、「工務店の集客率を上げるWEBマーケティングの施策や成功のコツは?」でも、詳しくご紹介していますのであわせてご覧ください。
集客方法④継続してコンテンツを更新する
せっかくホームページを制作しても、見てもらえなければ意味がありません。
ホームページを集客ツールとして活用するためには、SEO対策が不可欠です。
先ほども少し触れましたが、SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果に上位表示されるように施策を講じることです。
SEO対策を行うことで検索時に上位にサイトが表示され、ユーザーをホームページやブログに誘導しやすくなります。
SEOの技術を利用してホームページのアクセス数を増やすためには、継続的にコンテンツを更新する必要があります。
更新するコンテンツは、顧客のニーズに沿った内容にすることを心がけてください。
例えば外壁塗装の会社であれば、外壁塗装に関する基礎知識を掲載すると、顧客は外壁塗装の知識を深めた上で安心して依頼できるようになります。
また、ブログを更新することも有効な手段です。
ブログを通して顧客の興味を引く内容を定期的に発信することで、その内容に関心を持つ新規顧客のアクセスを促せます。
集客方法⑤リスティング広告を出す
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果画面の上部や下部に掲載される広告のこと。
ユーザーが検索したキーワードに関連した広告が表示されることから、検索連動型広告ともよばれています。
商品やサービスに興味や関心を持っているユーザーへピンポイントで広告を配信できるのがリスティング広告の強みです。
リスティング広告の運用にはコストがかかりますが、契約につながる見込みの高い顧客を集客することができるため、費用対効果は高いでしょう。
集客方法⑥セミナーや相談会を開催して顧客と直接接触する
紹介サイトやホームページの活用とあわせてセミナーや相談会を開催すると、集客効果をより高めることが可能です。
紹介サイトやホームページを通じて自社を知った顧客に、実際に住宅を見てもらうことは、顧客が意思決定する上でもっとも説得力が高い手法だといえるでしょう。
住宅相談会や完成見学会など、直接接触することで、より自社のことを理解してもらうことが可能です。
イベントへの参加者を集める際は、ホームページやSNSなどのWeb媒体からの告知のほか、新聞の折込チラシやポスティングなどの紙媒体からも告知しましょう。
ホームページやSNSでの集客が一般化していますが、チラシを見てからホームページでチェックするなど、チラシとWebの両方を見ているお客様も多いです。
セミナーや相談会に来る顧客は自社に興味を持つ方が対象となるため、不作為に選んだ方とのセミナーや相談会よりも成約につながる可能性は上がります。
建設業の集客できるホームページ制作のポイント
ここからは、建設業のホームページにおいて、集客できるホームページ制作のポイントを解説します。
前述のように、ホームページは「自社の顔」です。
ホームページがあることで、顧客からの信頼も得られ、ニーズが高い見込み客との接点も持つことができます。
ホームページに記載すべき情報は次のようなものがあります。
- 会社紹介
- 自社の強み
- 施工事例
- 顧客の声
- 料金の目安
- お問い合わせフォーム
ホームページを訪れた方が安心して依頼できると思えるように、さらに以下のような内容を盛り込み、充実したコンテンツを設けましょう。
施工実績を記載する
ホームページには、過去に自社で施工した実績や事例を記載しましょう。
顧客は施工実績や施工事例を通じて、自社の対応やサービス内容、ひいては安全性や信頼性を読み取ります。
施工実績を数多く載せるだけでなく、過去の顧客の要望への対応など、顧客がイメージしやすいよう施工実績を具体的に記載することで、安心感や信頼感を与えることができます。
代表者の写真を載せる
代表者、スタッフの顔写真をホームページに載せることは、自社の信頼性を上げるために有効な手段です。
また、会社の理念や思いもあわせて記載すると、顧客に会社の姿勢を伝えることができます。
顧客の行動を促す文章を書く
ホームページに掲載するコンテンツの文章を作成する際は、顧客の行動を促す「call to action」を意識してください。
「不明な点はお気軽にお問い合わせください」など、顧客に行なってほしい行動を言葉でわかりやすく明示することで、顧客の次の行動につながりやすくなります。
建設業の集客で成功するポイントは?自社での集客が難しい場合はプロの業者に相談を
建設業が集客をするとき気をつけたいのは、「複数の集客方法を取り入れる」こと、「定期的に分析と改善を行う」こと。
集客は1つの媒体だけに力を入れて行うのではなく、複数の集客方法を取り入れましょう。
それぞれの手法でアプローチできるターゲットが違うため、複数の集客方法を取り入れることでより広範囲の顧客にアプローチすることができます。
ホームページ制作を軸として、SNS運用やブログ、リスティング広告など、複数の手法を組み合わせて取り入れましょう。
また、Webとセミナーや相談会などのオンライン・オフラインの両方の集客手法を連携させることも大切です。
集客方法を実践したら、定期的に分析・改善することを忘れてはいけません。
SEO対策の効果や、更新頻度、コンテンツの内容などを調べ、問題を洗い出して改善を進めましょう。
集客は分析と改善を繰り返し行うことで成功確率が上がります。
ホームページの開設や紹介サービスへの登録は自社でも行えますが、効果的な集客へつなげるためには、努力の積み重ねや専門的な知識が必要となります。
自社で集客することが難しい場合は、プロの業者にサポートを依頼することも選択肢の一つです。
プロの業者であれば、ノウハウを駆使して各会社のニーズに合ったサービスを提供してくれます。
ジョンソンパートナーズでは、住宅フランチャイズを通して効果的な集客もバックアップしています。
マーケティングや広報戦略のスペシャリストが多数在籍しているため、建設業の集客に困っている事業者の方は一度ご相談ください。
建設業は自社に合った集客方法を積極的に取り入れよう
一般消費者の情報収集の仕方が変化したことに伴い、建設業における集客方法も変化しています。
建築業の主な集客方法には、次のような方法があります。
- 自治体・建設業者サイト・SNSに登録する
- 顧客・競合・自社の現状を分析する
- 顧客のニーズを判断した上でホームページを制作する
- 継続してコンテンツを更新する
- リスティング広告を出す
- セミナーや相談会を開催して顧客と直接接触する
ホームページや紹介サイトを使って自社の情報をWeb上でただ公開するだけでは、効率的な集客にはつながりません。
SEO対策を行うことも大切です。
自社のホームページでは、施工実績の記載や顧客の行動を促す文章の作成を。
集客は複数の集客方法を取り入れることと分析・改善を繰り返し行うことが成功へつながるポイント。
自社で集客することが難しい場合は、プロの業者にサポートを依頼することも選択肢の一つです。
ジョンソンパートナーズでは、住宅フランチャイズとして、商品ブランドのご提供はもちろんのこと、各加盟店企業様の業績向上を目標に、自社直営が20年間で30棟/年から300棟/年まで成長したノウハウと全国加盟店様の成功事例をもとに、超密着で支援させて頂いております。
商品ブランドだけではなく、実践的な営業、集客、設計、施工、経営のどれか一部に課題がある企業様へ少しでもお役に立てればと思いますので、お気軽にお問い合わせください
ジョンソンパートナーズでは他にも、ビジネスに役立つ経営のヒントをたくさん発信しています。
会社運営や社員のモチベーションなどで悩んだら、ぜひ参考にしてみてください。