褒める効果はバツグン!仕事のモチベーションを上げる「ほめ達」

楽しい会社づくり / 従業員満足
2020年04月16日 by ジョンソンホームズ スタッフ

目次

ジョンソンホームズ、インテリア事業部の棟安です。

社員が明るくキラキラしていて、仕事に前向き。

しかも業績も良い。

そんな夢のような職場づくりを叶えるためには、実は褒めることがとても重要なんです。

褒めるとは、「人」「モノ」「起きる出来事」の価値を発見し、それを認めて伝えること。

ジョンソンホームズでは、一般社団法人 日本ほめる達人協会の札幌支部として、「価値発見の達人」「ほめる達人」=「ほめ達」を社風にし、より良い会社づくりに社員全員で取り組んでいます。

今回は、具体例を交えながら褒めることが仕事にもたらす効果や、「ほめ達」の概要をご紹介します。

なぜ「ほめ達」が職場環境を変えるために必要なのか?

褒めることが仕事にもたらす効果はどんなものなのでしょうか?

よりよい会社づくりのために、ぜひ参考にしてください。

褒める効果はどんなもの?事例も紹介!

仕事では、つい部下にきつい口調で接してしまったり、いいところを伝えずダメ出しばかりしてしまう人も多いのではないでしょうか。

たくさん人を褒めることは、実は叱るよりも部下の育成や会社全体の成長に繋がります。

褒める効果や、実際に褒めていい方向に向かった事例を見てみましょう。

褒める効果は?「ほめ達」が増えるといいこと尽くし!

そもそも人を褒めることにはどんな効果があるのでしょうか?

仕事で人を褒めると期待できる効果を見ていきましょう。

モチベーションがアップ

仕事のモチベーションは、職場の人間関係に左右される部分も大きいです。

周りに褒めてくれる人がいると、嬉しくなりますよね。

いい人間関係を作ることができれば、仕事が楽しいと感じることが増えるでしょう。

また、褒めてくれる人のためにも仕事を成功させたいという気持ちがうまれれば、仕事へのモチベーションはより上がります

仕事のパフォーマンスがアップ

モチベーションが上がれば、仕事へのパフォーマンスも上がります

ただ給料のために淡々と仕事をしていると、言われたことを最低限こなして終わりになってしまうこともあります。

ですが、仕事が楽しいという気持ちや、この人のためにもっとがんばりたいという想いがあれば、渡された仕事に対してプラスアルファの成果を出そうと仕事をすることができます。

自信が付き、受け身でない積極的な働き方に

褒められることは、自分の仕事のやり方や、自分自身を誰かに認めてもらえることです。

仕事のやり方を褒められれば、この方法でいいんだと自信を持つことができ、次に似た仕事をする時にはその方法をもとにより改善しながら仕事をすることができます。

また、自分自身を褒められれば自己肯定感が高まり、仕事での失敗を恐れずどんどんチャレンジしていくこともできるようになります。

自分の考えを持ち、その意見を積極的に伝えることができるようになるには、その場で自分の意見が否定されることはないという安心感や、否定されたとしてもこの人は話をきちんと聞いてくれると思える人が1人でもいることが大切です。

褒めることで、積極的に働くための土台を作ることができます。

褒める効果が仕事で出た事例

実際に、良いところを褒めたことで仕事のパフォーマンスが上がり、積極的に仕事に向き合えるようになったスタッフの例をご紹介します。

かつて、系列店のインテリアショップで、一番売り上げの悪いスタッフが仕事を辞めたいと言ってきたことがあります。

そこで僕は「彼女の良いところは何だろう」と探し始めました。

彼女をよく見ているうちに、お客様との良い関係をつくるのがとても上手いと感じたんです。

実際、スタッフそれぞれに顧客の数を聞いてみると、業績の悪い彼女がトップでした。

そのことを伝えてからというもの、彼女は元気になりモチベーションがアップ。

しかも、業績がぐんぐん伸びて、いつの間にかトップセールスまで上り詰め、今では副店長として積極的に会社を盛り上げてくれています。

彼女が大切にしていたのは、「お客様と仲良くなり、信頼関係を築くこと」。

そこに僕らが気づき、認めてあげることで、彼女の真の実力を引き出してあげられたのだと思います。

褒める方法をチェックしてあなたも「ほめ達」に!

部下をほめようと思っていても、悪いところ、変わってほしいところが目に付きがちです。

でも、人と自分は別の人間ですし、他人を変えることは不可能です。

それなら、まず自分を変えて、一人ひとりと向き合ってみようというのが、「ほめ達」の基本です。

誰にでもある素敵なところを発見し、伝える

一人ひとりの素敵なところを積極的に伝えて、親身になって接すれば、他人に「影響」や「変わるきっかけ」を与えられます。

まずは、個人をよく見て、話に耳を傾け、「仕事で何をしたいのか」「働きがいは何か」を受け止めてあげてください。

次第にその人のもっと活かせる能力が分かってきます。

部下の考えを認めることで、部下はやる気が出て、仕事にやりがいを持ってくれるようになるはずですよ。

プロセスを具体的に褒める

褒めることは大切ですが、ただ漠然と褒めても「お世辞を言っているだけ?」「それって皮肉?」と、褒め言葉として受け取られない場合もあります。

褒める時は、仕事の成果だけではなくプロセスを具体的に褒めるのがポイントです。

結果だけでなくプロセスを褒めることで、自分の仕事のやり方は間違っていなかったんだと自信を持ってもらうことができます

また、自分を見てくれている人がいると実感できるのは誰でも嬉しいものですよね。

そんな人から依頼された仕事ならいっそう気合いが入ります。

失敗を次に活かせるよう導く

「ほめ達」は、起きる出来事の価値を発見するスペシャリストでもあります。

例えば、お客様のクレームが入った時。

お客様に怒られるのは誰でも嫌なものです。

怒られたことで悩んだり、落ち込んだりすることは仕方がないことです。

ですが、もしクレームを「業務改善のチャンスだ!」と頭を切り替えることができれば、クレームという「失敗」は次に活かせる成功の種になります。

僕は「ほめ達」について学ぶうちに、「困ったなぁ、ピンチだなぁ」というマイナスの出来事をプラスに転換するコツが身につき、実務に生かせるようになったんです。

まさに「ピンチはチャンス」。

クレームが入ったからと言って部下を頭ごなしに怒るとチャンスをつぶすだけでなく、仕事へのやる気も失わせてしまいかねません。

褒めるべきところはしっかりと褒め、失敗の中にも価値やチャンスを発見して次の仕事に繋げられる雰囲気を作っていきましょう。

「ほめ達」なら気をつけたい褒め方のポイント

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褒めることは、仕事のパフォーマンスを上げて職場の雰囲気をよくするために欠かせません。

「ほめ達」になるために気を付けたい、褒め方のポイントを見ていきましょう。

気まぐれに褒めない

褒め方としてNGなもののひとつが、気まぐれに褒めることです。

普段はよく部下を叱る上司が、たまたまその日は機嫌がいいからと部下を褒めても、「今日は機嫌がいいな」「怒られなくてよかった」と思われるだけになってしまいます。

気まぐれな評価や態度は部下の不信感を煽り、会社全体の雰囲気を悪くしてしまうことも。

褒めるときは公平に、そして褒めるべきことがあれば必ず褒めるなど、その日の気分による気まぐれにならないよう注意しましょう。

本人の努力や行動と無関係のことを褒めない

その人の仕事の成果やプロセス以外のことを褒めても逆効果になってしまうこともあります。

例えば、年齢や家柄、交流関係など、自分でがんばったことではないことを褒められても、褒められた側は嬉しいとは思いません。

それどころか「同じような人にも、同じような褒め言葉でおだてているんじゃないか?」と思われ、不信感に繋がる可能性も。

褒められて嬉しいのは、自分の努力や行動、考え方などが評価された時です。

本人のがんばりや行動を「あの時にこうしたのがとてもよかったと思うよ」と具体的に褒めることがポイントです。

褒めることに上下関係を持ち込まない

部下や同僚だけではなく、上司を褒めるのも時には大切。

立場が下だから...と遠慮する必要はありません。

会社が一丸となって取り組むべき目標がある時にこそ、上司と部下が話し合って納得できるゴールを見つけることが必要です。

先輩や上司、リーダーが率先して、社員の意見を引き出すのはもちろん、社員が「そのアイデアいいですね」と、上司を「ほめる」のも素敵じゃないですか。

大切なのは、部下が自分の意見を伝える機会を作ること。

自発的に発言できる環境が、社員の成長を促していきます。

部署内や他部署で面談したり、キックオフなどで多くの人とコミュニケーションを取る場を設けてみるのもオススメします。

話し合いの場=ほめ合える絶好の機会、成長のチャンスです。

これからは会社の方針や目標の達成などの会議でも、活発に意見を交換できる場を設けましょう。

一方的に「こうだから、こうして」と、ただ伝えるだけでは、社員が「はい」と素直に返事をしても、心の中では納得していないことがほとんどだったりします。

「与えられた業務だし」「上から言われたことだから、やらなきゃいけない」という気持ちだと仕事に身が入らず、やる気も起きません。

さらには、行動に移すのも億劫になり、働く意義や目標を失うという悪循環が生まれる要因にもなります。

会社が目指すビジョンは、部下に"理解してもらう"のではなく、 ""社員全員で考え、つくり上げる"ことが大切。

より良い会社づくりのために、上司と部下の垣根は必要ありません。

褒める効果が人を磨き、仕事の質を上げる!

今回は、褒めることで仕事にもたらされる効果や褒める方法、そしてポイントとして、上司だけでなく部下が意見を伝えて褒める機会を作ることが大切ということをお伝えしました。

褒めることによる効果は大きいです。

仕事へのモチベーションやパフォーマンスのアップだけでなく、自主的な働き方ができる人材を育てることにも繋がります。

「ほめ達」とは、ただほめて相手を気持ちよくさせようとか、"おべんちゃら"を言うものではありません。

人の素敵なところを見つけ、それをその人に伝えてあげられるようになることです。

また、僕らの周りには、キラキラと輝く魅力を持った「ダイヤの原石」がいっぱいいることにも気付いてあげてください。

彼らに自分の長所を気付かせることで、彼らは自らの力で輝き、伝える側も、彼らから良い影響を受けて輝けるようになりますよ。

ジョンソンパートナーズでは、ビジネスに役立つさまざまなヒントを発信中です。

仕事や職場の雰囲気づくりなど、悩んだときはぜひ参考にしてみてくださいね!

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